なぜ借金が返済出来ないのか

借金がどうしても完済できない理由をお教えします!

キャッシングの返済は、毎月、決まった期日までに、決められた金額をATMに入金します。期日と返済額は、最初に決まります。例えば50万円を借りて、毎月の20日~27日までに3万円を返済する、といった具合です。もちろん20日よりずっと前に、3万円以上を入金することも出来ますが、それはあくまで臨時返済であり、やはり20日~27日の間に、3万円の入金が必要となります。期日内に入金すれば、その3万円のうち、例えば1万円が利息として徴収され、残りの2万円が、借金の元金から差し引かれます。

万が一、入金日までに返済が出来なければ、返済金額の3万円に対して、遅延損害金が発生します。この遅延損害金は、通常の利息に比べると遥かに高額になりますし、さらにペナルティーとして、返済後の数日は、たとえ限度額より少ない借り入れ状況であったとしても、さらなる借り入れが出来なくなりますし、遅延があったという事実が信用機関のデータベースに登録され、「この人は信用できない人である」という履歴がいつまでも残る事になります。

なので、返済する人は、とにかく期日までに3万円を返済しようとします。それは当然の事で、もちろん間違った行為では無いのですが、遅延を恐れて3万円の入金を優先するあまりに、自分が無理をしている事に気づかない人が多いのが現状のようです。

というのも、キャッシングにおいては、期日までに返済さえしていれば、何も問題はありませんし、何も起こりません。そして、限度額に達するまで、ただちにでも追加で借り入れる事が可能です。返済した3万円のうち、2万円は元金ですから、ATMに3万円を入れた直後は、借入限度額までに2万円の余裕が出来ています。つまり、返済期日までに3万円の現金さえ持っていれば、3万円を返済し、その場で2万円を借り入れる事が出来るようになっているのです。結果的に、3万円を返すはずが1万円しか返済できていないにも関わらず、何のペナルティーも発生しないわけです。

いつまでたっても借金の返済が出来ない人は、この、3万円返さなければならないところを1万円しか返せていない事に気づいていません。まったく「気づいていない」という事は無いのかも知れませんが、遅延損害金が発生しない、ペナルティーが無い、という事に安心してしまって、毎月、滞りなくATMに通い詰めることで、着実に借金を返している”つもり”になってしまう。3歩進んで2歩下がっているように思えるかも知れませんが、実は、1歩たりとも進んでいないのです。

冷静に考えてみれば、借り入れしている元金を減らしていかなければ、極端な話、この状態が一生涯続くのは明白ですから、誰だって、一刻も早く完済しなければならないという危機感は持っています。その危機感を極端に薄めてしまうのが、この「遅延さえしなければ良い」というシステムで、筆者は、これこそが借金地獄の根源であると考えていますが、平成24年に消費者金融法が改正され、金利の規制や、借入限度額の引き下げが行われても、このシステム自体は、何も変わりはありませんでした。すなわち、「国はそこまで面倒見切れません」と言うわけです。借金返済にお困りの方は、いま一度、返済計画を再考なされてはいかがでしょうか。