借金返済が滞ることで陥る状況について

キャッシング返済の遅延は思うよりずっとこわい!

キャッシングは、借りるのも返すのもATMを通じて行います。返済においては、毎月、決められた期間に決まった金額をATMへ入金する必要があります。人と対峙しなくとも良いので、都度の緊張感を持たなくても済みますが、1日でも期日を過ぎれば、その分だけペナルティーがあります。

返済が滞ると、まず、遅延損害金が課せられます。その利息は、業者によっても異なりますが、たいがいが、通常の金利に比べると遥かに高く設定されており、その上限は29.2%です。上限一杯に設定している業者もあります。返済金額に加えてこの遅延損害金も入金しなければ返済したことにはならず、残りの金額について、遅延損害金が発生し続けますし、完済するまで、新たな借り入れが出来なくなります。

29.2%というのは、10万円を1年借りると2万9200円の利息が付くという暴利で、普通であればこんな金利で借金することはありません。しかしそれが、1日や2日だけであれば、その回だけを考えれば、さほど大きな金額にはなりませんし、いつもより少し多めの金額をATMに入金するだけで済むわけですから、ほんの少し返済が遅れる事が、大した問題では無いように思えるかも知れません。

返済が1日遅れて500円の遅延損害金が発生、それも含めて翌日ちゃんと返済した。確かに「それだけの事」なのですが、少なくともこの「返済が1日遅れた」という事実は消えません。遅延者情報として登録されることになります。この登録情報は、一業者に留まらず、多くの貸金業者が共有しているものなので、例えばクレジットカードを作ったり、ローンで商品を買おうとした場合も、この情報が参照され、そして、ローン会社がそれを見て、同様に「それだけの事」だと思ってくれればローンは下りますし、何度も遅延を繰り返している場合には、断られるかも知れません。

キャッシングもローンも、普通であれば支払わなくて良い金利を余計に払うことには違いありません。出来れば利用しないに越した事はありませんから、ローンが下りないのは、考えようによっては、「良い事」だったとも言えます。返済の遅延によって信用情報にキズが付くこと自体は、それこそ「それだけの事」なのです。それよりも、本当に怖いのは、利息に対しての感覚が麻痺してくることです。断言しますが、借金の返済が滞るというのは、異常事態です。であるにも関わらず、現状は、それに対してのペナルティーが軽すぎるのでは無いか、というのが、筆者の考えです。長くキャッシングやローンを利用されている方は、これまで自分がいったいどれだけの利息を払ってきたのか、一度、計算し直してみることをお勧めします。